こんにちは、Koichiroです。
さて今回は、
・腸内環境を整えるメリットとは?
腸内環境とは?
私たちは生きていくために、日々の食事から栄養を摂取しています。必要な栄養分は小腸から体内に取り込み、食べかすなどの不要になったものは便として排出します。
排便は私たちの生活とは切り離せない大切な営みですが、「汚い」、「臭い」などマイナスのイメージがあるのでトイレですぐに流されてしまいます。
しかし、便には大腸の状態を知らせる情報がたくさんつまっています。健康のバロメーターである便の成分は、実は80%が水で、便秘になると70%前後に減り、下痢では90%以上になることもあります。
水以外の成分20%の成分は「腸内細菌」、「食べ物のカス」、「はがれた腸粘膜」となっています。
この腸内細菌は便1グラムあたりに1兆個も含まれており、その細菌の種類は人によって異なります。
腸内環境は、腸に棲みついている約1000種類、100兆個から1000兆個あるといわれる腸内細菌によって左右されます。
腸内細菌には人に良い影響を与える善玉菌、反対に人に悪い影響を与える悪玉菌、善玉菌と悪玉菌のうち優勢な方へ働く日和見菌がいます。
腸内環境はこの3つの腸内細菌のバランスで決まり、善玉菌が優勢に働いている状態が「よい腸内環境」または「腸内環境が整っている状態」です。
よい働きをする善玉菌、悪い働きをする悪玉菌の勢力次第で、腸内の健康状態は日々変わっていくのです。
腸内環境を整えるメリット
では次に、腸内環境を整えるメリットをご紹介していきます。
便秘の改善
日本では全人口の約14%の方が便秘に悩んでいると言われていますが、腸内環境を整えることで便秘の改善が期待できます。
また、同じ便通の不調である下痢などの症状緩和も期待できます。これらの症状の改善は、大腸がんなどの重大な病気の予防にもつながります。
腸内の老廃物を適切に排泄できるようになると、お腹のはりやガスの溜まりやすさも軽減されます。
痩せやすい体になる
腸内には、通称「やせ菌」と呼ばれる、痩せやすい体作りを手助けする菌が存在しています。
腸内環境を整えることで「やせ菌」が短鎖脂肪酸を作り出します。短鎖脂肪酸とは体内の脂肪を燃焼させたり、脂肪を蓄えにくくしたりする働きがあり、体内で作り出されることにより、健康的に体重を減らすことができます。
また、栄養素の吸収率も上がり、食べたものを効率的にエネルギーとして使用することができるようになる為、体内に脂肪を蓄積しにくくなります。
疲れにくい体になる
腸は栄養素を吸収できる唯一の器官です。食べたものを活用し、吸収することで体の中でエネルギーが作られるため、体の修復を行うことができたり、疲労回復に使われたりすることによって、疲れにくい体作りをすることができます。
また、腸内環境が整うことで自律神経も整います。自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類があります。
交感神経はアクティブに動くとき、副交感神経はリラックスしている時に働く神経です。
この2つがバランス良く作用することによって、活動と休息の切り替えが上手くできるため、体の回復ができるようになり、疲れにくい体作りに繋がります。
病気や風邪になりにくくなり、アレルギー症状も緩和される
腸内には60%以上の免疫細胞が集まっており、体の中で最大の免疫器官と言われています。
腸内環境が整うことで、ウイルスの侵入を阻止するだけでなく、食中毒などの菌の排泄を促してくれます。
その為、病気や風邪にかかりにくくなったり、食中毒菌の影響を受けにくくなったりします。
それだけでなく、免疫力が適切に働くようになれば、アトピーや花粉症などの免疫力の暴走が抑えられ、肌や目のかゆみなどの過剰な反応が起こりにくくなるのです。
ストレスが緩和される
腸内ではセロトニンという神経伝達物質の90%以上を作り出しています。このセロトニンは腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を促し、腸の動きを活発にします。
また、腸で作られたうちの2%が脳で使用されます。脳でセロトニンが使われると「幸せ」や「楽しい」といった感情を感じやすくなり、ストレスが緩和されるのです。
【まとめ】腸内環境を整えると良いことばかり
腸内環境を整えるメリットまとめ
・痩せやすい体になる
・疲れにくい体になる
・病気や風邪になりにくくなり、アレルギー症状も緩和される
・ストレスが緩和される