地頭力が良い人の特徴とその鍛え方3選

こんにちは、Koichiroです。

これからの時代において、「知識が豊富な人」よりも「地頭のいい人」が有利になると言われています。

その理由は、環境や状況の変化が激しく、これまでの知識、常識が通用しなかったり、前例の無い課題に対する解決策を考えなければならなくなるからです。

地頭は、先天的な才能ではなく、実は後からでも鍛え、身に付けることができる力です。

今回は「地頭を鍛える方法」について、ご紹介します。

 

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地頭が良いとは?

 

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そもそも地頭が良いとはどういう意味か疑問をお持ちの方もいるかと思います。

誤解されている方もいますが、「頭が良い人」とは違います。

「頭が良い人」が知識が豊富で、学力が高い人なのに対して、「地頭が良い人」は、物事の捉え方、考え方や人との関わり方がうまく、問題解決能力がある人のことを指します。

 

地頭が良い人の特徴

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それでは、地頭が良い人の特徴をまずご紹介します。

想定外の事態に対応できる

地頭が良い人は、想定外の出来事が起きても状況を冷静に判断し、その対応策を導き出すことができます。

誰かから状況を説明されたり、指示を受けたりする必要がなく、「今、何をすべきか」を自分で判断します。

そのような場合の判断の早さを見込まれ、仕事での成果を勝ち取ることも出来るでしょう。

 

相手の立場になって考えられる

地頭の良い人は幅広い情報を組み合わせて多角的に物事を考えられるので、むやみに自我を押し通さず、相手の立場に立って考えることができます。

想像力が豊かなので、「私の言動はこの人の目にどう映っているだろうか?」とシミュレーションする事ができるのです。

相手の立場で考えられると、コミュニケーションが円滑に進み、会議や取引で活躍しやすくなります。また、リーダーの立場になった場合に上司や後輩などさまざまな人の意見を聞き入れ、まとめることができます。

 

少ない説明から物事が理解できる

地頭が良い人は、情報を分析したり組み合わせたりして推論することが得意な為、少しの説明だけで物事の本質や全体を理解できます。

その為、地頭が良い人は、誰かから全部説明されなくても状況を理解し、率先して行動することができるのです。

新しいプロジェクトを始める時や、情報が少ないなかで仕事を進めなければならない場合、白紙の状態から新しいものを作る時に力を発揮できます。

 

地頭の鍛え方

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1.とにかく考える

まずはとにかく、日常生活で「なぜ?」と考える癖を身に付けましょう。

・なぜこの映画は面白いんだろう?

・なぜこのお店はいつも行列なんだろう?

・なぜこのニュースが話題になったんだろう?

など、普段の日常生活でなんでも良いので興味を持つ、考える癖をつけることが大切です。

 

ここで「まあ、そういうもんでしょ」や「面倒くさいし、どうでもよくない?」と考えない癖がついてしまっている人は、間違いなく「地頭が良いね」とは言われるようになりません。

普段の何気ないことに疑問を持つ癖をつけましょう。

 

地頭が良い人が行っている4つの思考手法

実は、地頭が良い人には、共通した思考手法があります。その手法をご紹介します。

1.『仮説思考力』・・・結論から考える

課題をひとつづつ挙げていくと、それに時間がかかって疲れてしまい、肝心の解決策にたどり着く前にガス欠になりがちです。

ある程度、課題を並べ、その時に仮説で良いので結論を先に導き出して、それを逆説的に証明できるように課題を並べていくことで、効率的に目標まで到達できるようになります。

 

2.『フレームワーク思考力』・・・全体から考える

世の課題解決方法の一つとして、「フレームワーク」が存在します。

そういうと、多くの人はそれを理解して使いこなせるようになってから。。。となりがちですが、その考え方自体「地頭が良い」やり方ではありません。

大事なのは、いきなり枝葉末節に時間や意識を取られず、全体を俯瞰して考えることです。

 

3.『抽象化思考力』・・・ものごとを単純に考える

「難しそう」と諦めず、シンプルに考えることも重要です。

仕事でうまくやっている人、成果を出している人は、これを自身の経験上、身に付けています。

 

4.『固定観念突破力』・・・常識を疑う

新しいアイデアを生み出すときに最も重要なのは「普通そうだよな」という固定観念を疑ってかかる力。

それ以外にもっと良いやり方はないかを常に意識することが大事です。

また、相手とのコミュニケーションの中で、「既に伝えたから相手もわかってるはずだ」というのも一つの固定観念です。

大抵の場合それは理解してもらえていないので、「自身の思い込みを排除」するだけでも、相手とのやり取りにおいて誤解を少なくする効果があります。

 

この4つの考え方を意識して、日常の中で使ってみましょう。

 

2.たくさん人と話す

考えるのが好きな人は、人と話すのも好きなことが多いです。実は人と会って話をするのも、地頭力を鍛える最高のトレーニングです。

しかし、当たり障りのない雑談や親しい友人との会話では意味がありません。できれば、初対面や年代の違う人と話すのが望ましいです。

「いったい何を話せばいいんだろう。。。」と不安でしょうが、自己紹介で大丈夫です。

自分がどんな人間なのか、を自己紹介してみてください。どのように話せばちゃんと相手に伝わるのかを考える事が、地頭力のトレーニングになります。

そして、相槌を打つだけでなく、会話を弾ませる練習をしてみましょう。

この時に、無駄に気の利いた切り返しばかりだとイヤなやつなので注意しましょう。

嫌味にならないよう、ウケばかり狙わずに相手の発言内容に対して意図を汲み、瞬時にプラスアルファの返答を返す。これができるように意識してみましょう。

 

3.専門外の人でも理解できるようにわかりやすく説明する

専門外の人に自分がやっていることを説明したら頭の上にクエスチョンマークが浮かんでいた経験はあるのではないでしょうか?

話す時でも文章で伝える時でも、相手に伝えたい時は徹底して「わかりやすさ」を意識して伝えないと、相手は理解できず置いてけぼりになってしまいます。

しかし、この時にわかりやすさを意識して相手に伝えるようにすれば、自然に相手のことを考える癖がついてきます。

また、相手の表情や目の動き、ジェスチャーなどの視覚的要素や声のトーンなどの聴覚的要素、間の取り方やうなずきなどの身体感覚的要素を上手く使えるようになるとコミュニケーションが円滑になっていきます。

このように、徹底的に相手視点でコミュニケーションをとることで、自分の意思を正確に伝えられるようになってきます。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回ご紹介した3つの地頭の鍛え方を実践してみてください。

何事もいきなり上手くなるということは稀です。何度も何度も繰り返しているうちに、気が付いたらできるようになります。

その為、すぐに始めて少しでも多く繰り返すのが上達のコツです。それを意識して、地頭力を磨いてみてくださいね。

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