こんにちは、Koichiroです。
ビジネスや恋愛、人間関係など、多くの場面で行動心理学という言葉を耳にするようになりました。
しぐさや表情、言葉の使い方でその人の心理を深く知ることができると話題です。自分の過去の経験や知識だけでは他人を理解することはできません。
自分の思い込みにとらわれずに人の気持ちや考え方を知るには、専門的な研究の裏付けが必要になります。その中でも行動心理学は凄く役立ちます。
そこで今回は、恋愛に使える行動心理学を5つご紹介します。
恋愛にも使える行動心理学5選
特に恋愛では、相手がどう考えているのか知りたくなりますよね。異性の考え方や気持ちを理解するうえで、これらの心理効果を学ぶのは非常に役立ちます。
なぜなら、行動心理学は、しぐさや振る舞いから人の心理を読み解くことができる学問だからです。
それでは、順番に恋愛にも有効な心理効果をご紹介します。
アイコンタクト
アイコンタクトとは、目と目で意思を伝えるコミュニケーションの方法です。「目は口ほどにモノを言う」ということわざがあるように、相手の意思は言葉にしていなくても、目を見ればわかります。
1890年代、心理学者ウィリアム・ジェームズらは、眼球の動きと心のつながりを研究していました。
そして1970年代にロバート・ディルつがパターン化に成功。NLP(神経言語プログラム)の世界では、アイ・アクセシング・キューというメソッドになっています。
相手の視線が「左上」に動いた時は「視覚的な想像」をしていて。
相手の視線が「右上」に動いた時は「過去の視覚的な記憶」を思い出しています。
相手の視線が「左水平」に動いた時は「聴覚的な想像」をしていて、
相手の視線が「右水平」に動いた時は「過去の音や言葉の記憶」を思い出しています。
相手の視線が「左下」に行った時は「体の感覚」に注意を向けていて、
相手の視線が「右下」に行った時は「心の中で会話」をしています。
例えば、何かこちらが質問した際に相手が目玉をキョロキョロさせた時その目を見れば、嘘をついているのか見極めることができます。
こういった姿も、行動心理学の知識で解説することが出来るのです。目の動きで相手の気持ちを読み解きたいのであれば、このメソッドを学んでみると良いでしょう。
吊り橋効果
吊り橋効果とは、「外的な刺激による緊張が、相手への恋愛感情だと錯覚してしまう」という心理効果です。これはとても有名な理論ですよね。
この理論を簡単にいうと、人間の情動・感情(喜び・悲しみ)は、生理的反応(出来事)とどう意味づけるかによって決まるというものです。
つまり、単純に吊り橋を一緒に渡るだけでは、恋に落ちる可能性は低いのです。
恋愛に展開させるためには、相手に「これは恋だ」という意味づけをさせる必要がありますので、吊り橋を渡ることにロマンチックな意味を持たせることがポイント。
初頭効果
初頭効果とは「最初に与えられた印象・情報が、その後のその人の影響に強く影響する」という心理効果です。要するに、その人の第一印象がその後もずっと強く残るということ。
特に、人間関係では第一印象は非常に重要。元気に笑顔で挨拶をして、清潔感のある健康的な容姿の人と、不機嫌そうな態度の人とでは、第一印象は大きく異なります。
仮に、両者が同じような失敗をして他人に迷惑をかけたとしても、周りの反応はかなり違います。初対面の印象で、その後の付き合い方が変わるということを覚えておきましょう。
ハロー効果
ハロー効果とは、「一つの目立ちやすい特徴により、全体の評価が歪められる」というものです。
特に恋愛では良くも悪くも「見た目・容姿」でハロー効果が発揮されることが多くあります。例えば、綺麗好きで清潔感がある人は、実際はそうでなくても、性格が真面目で、誠実だという印象を受けることがあります。
それとは逆に、部屋が汚れていて、台所に洗い物が溜まっている人は、実際はそうでなくても、性格がだらしなく、自己管理ができない人という印象を受けることがあります。これが、ハロー効果がマイナスに働いた例です。
仕草から異性の心を読む
お互い同性同士なら共感しやすい気持ちも、異性となると全くわからなくなることがあります。ここでは、日常生活での簡単な仕草や、デート中によくある仕草から異性の気持ちを考えるヒントをお伝えします。
1.会話の途中で鼻を触る
この仕草は、隠し事や嘘をついている時に多い仕草です。自分の本心や欲求を隠す時に無意識に鼻を触る仕草をします。
恋愛の場面では、相手に自分の気持ち(好意)を知られたら恥ずかしいというサインとして使われることがあります。
2.両腕を組む
両腕を組む仕草は、自己防衛や相手に流されたくないと考えている時に多い仕草。
いわゆる拒絶を示す無意識のサインという見方もできます。腕を組んでいるという姿勢は、自分を守るという意図があります。
3.よく目が合う
人間の本能には、好きなものを見つめる、気に入らないものから視線を外すという特徴があります。
そのため頻繁に見つめる仕草は、好意がある時に多い仕草なのです。1度だけならたまたまかもしれませんが、何度も目が合うようであればあなたに好意がある可能性が高いです。
4.足を固く閉じて座る
椅子に座る時、その時の足の状態を見れば相手の心理がわかります。足が固く閉じられている場合は、一緒にいる人に対しての拒否、警戒、敵対心がある時に多いとされる仕草です。
反対に、足が開かれている時は、相手に対する信頼や好意を表します。自宅で家族とリラックスしている時は、みなさんの足は開いていることが多いのではないでしょうか。
5.貧乏ゆすり
貧乏ゆすりをしている人を見ると、落ち着きがない、怒っているのかなという印象を受けますよね。
人が貧乏ゆすりをする時の心理状態は、イライラや緊張、欲求不満を感じている状態です。
貧乏ゆすりをすることで、心に溜まった緊張や欲求不満を解消しようとしているのです。
相手が貧乏ゆすりをしていたら、どんなことに欲求不満を感じているのか考えて見ると相手の心理がわかるでしょう。
6.髪を触る
女性が好きな男性の前で髪をいじるのは、誰かに甘えたい、触れてほしいという気持ちがある時に多く見られる仕草とされています。
ただし髪を触る仕草には、恥ずかしさや寂しさ、退屈や不安など、様々な意味合いがあるため一概には言えないので、相手の表情や雰囲気も含めて、相手の気持ちを判断しましょう。
7.頬杖をつく
頬杖は、今の状態に欲求不満や退屈を感じている時に出やすい仕草です。
ただしバーのカウンターで頬杖をつく女性を見かけた時は、男性は話しかけるチャンスと言えます。なぜならその人は、その状況に不満や退屈な感情を抱いている状態だからです。
8.スマホをチラチラ気にする
スマホはもはや日常生活に欠かせない存在となり、朝から晩までスマホをいじっている人も多くなりました。
友人や恋人と一緒にいても頻繁にスマホをいじる仕草は、その状況に退屈しているか、周囲の人間関係をとても気にしている人に多い仕草といえます。
スマホは電話やライン、SNSなど周囲の人間とコミュニケーションをとるツールです。
今ある人たちとの交流よりも、スマホの先にある人間関係の方を気にしている状態と言えます。
9.歩調を合わせる
異性と一緒に歩いている時、人によってはいつの間にか自分だけ先頭で歩いていることがあるのではないでしょうか?
歩調を合わせるという仕草は、自分だけでなく周囲のことに配慮する必要があります。
その為、相手の歩調に合わせる人は、協調性があって周囲に気配りできることが多い傾向があります。
10.耳たぶを触る
耳たぶを触ることにより、女性は特に心地良さや安心感を得られます。もしあなたの会話中に女性が耳たぶを触っていたら、残念ながら話のないように退屈さを感じている状態といえます。
なぜならつまらない気分を紛らわせる為に、耳たぶを触ることで自分の気持ちをなだめているのです。
まとめ
もし、仕事や恋愛の場で、今よりも違った結果を手に入れたいとお悩みなら、ぜひ行動心理学を学んでみましょう。
行動心理学を学ぶことで、これまでとは違うアプローチで他人を理解することができ、望む結果が得やすくなります。