心理学とは何かわかりやすく解説します

こんにちは、Koichiroです。

あなたは心理学はどういうものかご存知でしょうか?

心理学とは、人の心を解明する化学です。

職場や恋愛といった人間関係、モチベーションやメンタルヘルス、また仕事の生産性の向上と人生のいろんなことに使えそうな心理学ですが、いざ学ぼうとすると、「認知心理学」、「学習心理学」、「産業心理学」など、その種類は豊富で、何を学べばいいかわからず、その恩恵を手に入れられていない人も多いでしょう。

そこで今回は、

心理学とは何か
なぜ心理学を学ぶと仕事や人生がうまくいくのか
どんな具体的な効果があるのか
についてわかりやすく解説します。
もし人の心理を理解し、「仕事や人生に活用してみたい」、ということであれば、今回の記事がお役に立つはずです。
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心理学とは

心理学とは、人の心を科学的に研究し、解明していく科学です。

心理学とは何か

人の心の解明が、心理学。つまり、「人が動く」理由の解明です。

人の心理は、出来事に対して思考や感情や身体に反応を起こし、ひいては行動に影響を与えます。

なぜそのように感じるのか、なぜそう考えるのか、また行動をするのか、しないのかをいくつかの研究アプローチで解明していくのが心理学なのです。

代表的なアプローチとしては以下のようなものがあります。

 

  • 神経や脳といった生物学的な研究
  • 行動を中心に観察する研究
  • 精神分析に代表される無意識へのアプローチ
  • 哲学的や主観的、また調査による統計学的なアプローチ
  • 知覚や記憶といった認知の研究

心理学の歴史

心理学は、古代ギリシャのアリストテレスを代表とする哲学の一部として始まりました。

哲学といった主観的なものではなく、実験的手法により、心を解明しようとドイツのヴントが心理学実験室を創立しました。

これが心理学の始まりとされています。ヴントの研究方法に対する非科学性を批判し、アメリカのワトソンが観察可能な行動を研究の対象にした行動主義の心理学が生まれます。

このように哲学の一部として始まった心理学は、研究対象別、また研究方法別といった観点から展開し、現代では細分化や専門家が進んで基礎心理学、応用心理学と呼ばれる分野が存在します。

基礎心理学

目的を理論の追求として、生理や感覚や知覚、また学習や記憶、認知に関する分野の心理学

例:学習心理学、生理心理学、認知心理学、発達心理学、社会心理学、人格心理学があります。

 

応用心理学

医療や産業やスポーツ、また犯罪や災害といった具体的な分野で役立つための研究

例:臨床心理学、スポーツ心理学、犯罪心理学、産業心理学、教育心理学、災害心理学など

 

心理学の種類

個人を対象にした基本的な研究から、集団の中の個人としての研究、また臨床心理といった応用的な心理の研究が数多く生まれ、近年では脳科学も含むNLP(神経言語プログラミング)のように、実学としての心理学も生まれています。

その為、冒頭でもお伝えしましたが、心理学を知ろうとする時、幅広く他の研究と融合しながら展開されているので、どういうものを学べばいいのかわからず、迷子になることがあるのです。

 

1-3.知っておきたい心理学の種類

個人を対象にした基本的な研究から、集団の中の個人としての研究、また臨床心理といった応用的な心理の研究が数多く生まれ、近年では脳科学も含むNLP(神経言語プログラミング)のように、実学としての心理学も生まれています。

ですので、冒頭にもお伝えしましたが、心理学を知ろうとする時、幅広く他の研究と融合しながら展開されているので、どういうものを学べばいいかわからず、迷子になることがあります。

そこでビジネスや人生に活かせる厳選した心理学を4つご紹介します。

社会心理学

社会における個人の心理を研究するもの。

例えば、販売心理や群衆心理と呼ばれるものがその一つの対象ですが、人は個人であると同時に、集合体の一部であるという視点から、人がどのように動き、どのように影響を受けるか研究したものです。

ですから、ビジネスの世界で言えば、マーケティングやセールス、交渉やプレゼンなどの活かすことができたり、教育やスポーツチームといったグループのチームビルディングに活かすことができたりします。

認知心理学

人の認知はどのように行われるのかを研究するもの。

知覚・理解・記憶・思考・学習などの認知機能も研究対象とします。何かを推測したり、直感に従ったりといった行動についても研究が進んでいます。

単に知覚したり、感じたりすることを研究するのではなく、意味や意義づけ、情動的な心の作用、働きを知ることも含みます。

俗に言われる「思い込み」を扱いますので、モチベーションに関する知識やメンタルヘルスやストレス対策などの活かすことが可能。

ポジティブ心理学

人はどのようにしたら幸せになれるか。

ポジティブ心理学とは、一言でお伝えすると「幸せな生き方」の研究です。

「無気力」「うつ」といったマイナス部分にフォーカスを当ててきた心理学の分野を、心が持つプラスの側面に焦点を向けた研究がポジティブ心理学。

生きがいの想像、ポジティブな感情作り、建設的な人間関係など、どのようにしたら、何をしたら幸福度を高め、維持できるのか。その実験結果、統計的な結果を重要視した科学的なアプローチです。

NLP(神経言語プログラミング)

上記の社会心理学、認知心理学、ポジティブ心理学は、学問として生み出されたものですが、実学として、これまでの心理学の重要な理論を用いながら、システム論、脳科学といった他分野の比較的新しい理論を融合して生まれた実践的な心理学です。

天才や各分野で成果を生み出す人たちの研究とも言われ、「ネガティブ感情の克服」や「課題解決」や「目標達成」、またプレゼンテーションや影響力の開発といったビジネスや人生全般に活かせるスキル集でもあります。

心理学の効果

ここでは心理学を理解することが、どのように仕事や人生に活かせるのか、またどんな効果があるのか紹介します。

なぜ心理学を学ぶと仕事や人生がうまくいくのか?

逆境をチャンスに変え、持続したパフォーマンスを発揮し続ける人
チームやグループのメンバーにポジティブな影響を与えられる人
魅了する話し方や影響力を持っている人
プロジェクトを完遂させ、目標を達成する人
人たらしをいわれるほど、人から好かれ、応援される人

こういった人たちに共通しているのが、人の心理を理解しているということ。

 

例えば、セールスだと、お客様が商品やサービスに対して「興味を持つ」「話を聞きたくなる」「欲しくなる」「購入する」など、これらは全て、お客様の心(心理)が動いた結果です。

こうした心の動きの裏には、お客様の感情や行動を動かす人間心理が存在しています。

化学は再現性を前提としています。ですから、あなたが望む分野で、適切な心理学を学ぶことで、効率良く、生産性高く、欲しい結果を手に入れる可能性と再現性が高くなります。

また、心理学の知識を持っているか、持っていないかでは、効率や生産性だけでなく、充実感や生きがいといった人生への満足度に違いをもたらす可能性が高くなります。

心理学で実現できること

心理学を活用出来ると、以下の5つの分野の問題や課題の解決に役立ちます。

1.人間関係の改善や解決

心理学を学ぶことにより、自分や相手にとって、ちょうどいい距離感でコミュニケーションを取りやすくなります。

警戒心がなく、安心感が生まれ、親近感や好感をもたれやすくなり、相手との信頼関係が生まれやすくなります。

また心理学を活用することによって、トラウマを原因とした、対人関係への不安・怖れ・人間不信を緩和したりできます。

2.モチベーションやストレスの管理

仕事や人生で目標を達成する為には、モチベーションの管理が必要。

一方、達成の為の過剰なストレスは、無気力やうつを引き起こしてしまうのです。やることが多く、仕事の生産性が上がらなかったり、「何の為に頑張っているのかな」と心に穴が空いていては、良い仕事、良い人生を手に入れることは難しくなってしまいます。

心理学を学ぶことで、心の負担やモチベーションの源泉を理解することにつながりますので、心の適度な緊張と緩和を管理でき、仕事や人生をバランス良く、快適に過ごしやすくなるのです。

3.ビジネスの成功

心理学を学ぶことにより、人の「知りたい」「聞きたい」「欲しい」「買いたい」といった心理を学ぶことができる為、あなたの影響力、説得力を高めやすくなります。

たとえ、セールスの仕事ではなくても、あなたの企画、提案、発言の影響力を拡大し、交渉力、プレゼン力、見られ方などに影響を与え、会社や顧客の評価を高めることに役立ちます。

他にも、

失敗しても諦めずに最後まで成し遂げることができるか
プレゼン、説得力、影響力を高める為に何をすればいいか
目標を達成する為にやる気をどう生み出し、維持するのか
チームやメンバーの力をいかに発揮させることができるか
仕事やプロジェクトをどう生産的にやることができるか

心理学はこのようにビジネスの達成や成功を支えるツールになります。

4.カウンセリングやコーチングスキルの向上

職業としてのコーチやカウンセラーだけでなく、今やマネジメントやリーダーの必須スキルとなりつつあるコーチング、カウンセリングのスキルは、心理学を活用することにより、無意識レベルへのアプローチをしやすくなります。

・頭ではわかっていても行動できない。

・行動を起こしたとしても、長続きしない。

こういった状態のときには、意識レベルではなく、無意識レベルへのアプローチが必要とされています。

「傾聴」や「効果的な質問」といったスキルの習得も必要ですが、この無意識領域の心理学を学び活用することによって、効果的なコーチング、またカウンセリングを行いやすくなります。

5.自分を知る

自分を知ることをここでは心理学で言われる「無意識のパターン」を理解することを意味します。

努力していても評価が上がらない
一生懸命伝えていても、相手に伝わらない
最後の最後で、ツメの甘さが出てしまう
もしあなたが上記のことを感じているのであれば、「無意識のパターン」が働いています。

私たちのほとんどが、ある思考や感情や行動パターンをもって過ごしています。何を感じて、何を想って、何を求めているのか、ここに気づかずに過ごしていると、これらのパターンの繰り返しです。

「自己に気づく」「自己を理解する」、つまり心理学のアプローチによって繰り返されるネガティブなパターンに気づくことができ、大切な価値観に向かって生きる選択をしやすくなります。

自分が何を求め、どんな才能があり、何をテーマに生きていくのか。

こういったことが理解できるのも心理学の魅力。

 

まとめ

今回は心理学について解説しました。

心理学は心を解明する科学です。

やる気や仕事の生産性を上げるプラスの側面から、疾患といったマイナスな側面を個人のみならず集団を対象に、感情や行動に影響する法則性を見出していきます。

心理学を学んで自分の人生を豊かにしましょう。

それでは。

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